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11月22日(いい夫婦)のお弁当屋さん

職場の近くに小さなお弁当屋さんがあります。

ぼくの職場には食堂などがありません。お昼は、家から持参したお弁当や仕出し弁当、コンビニで買ったパンなどを、各々のデスクで食べています。ぼくも家からお弁当を持参していた時期もあったのですが、遠距離通勤をすることになり早起きを強いられているため、現在は買い弁です。

昼休みが短いため、外食はできません。お昼を買いに出てしまうと、職場に戻って食べ終わる頃には、昼休みはほとんど終わってしまいます。スマホをいじる時間も、雑誌を読む時間も残りません。

それでも、ぼくは職場の近くの小さなお弁当屋さんに週1、2回通っています。

唐揚げが美味しいんですよ。というのも通っている理由ではあるんですが、お弁当屋さんのおじさんとおばさんの雰囲気がいいんですよね。誠実そうなおじさんと、とっても優しそうなおばさん。50代か、もしかしたら60代なのかな。夫婦でお弁当屋さんを経営されているようです。

350円ののり弁でも、お弁当を受け取ってお会計を済ませ、お店を出るまでの間に3〜4回はありがとうって言われます。関西圏のアクセントで。若干,申し訳なくなるレベルです。

お昼に行くと他にお客さんがいないことも多く少し心配なのですが、地域では一等地といえる場所に何年も店を出し続けているので、きっと大丈夫でしょう。

 

先日、そんなお弁当屋さんに夕飯を買いに行く機会がありました。いつもと変わらぬ、優しい笑顔のおじさんとおばさん。あれ、今日は夜も仕事?ええ、そうなんですよ。頑張って。無理っす。そんな会話を交わしたりして。その日もお弁当屋さんは、夫婦二人で働いていました。

 

広いとは言えない厨房で、いつも二人だけで働いています。昼も。夜も。きっと、相当仲が良くないと耐えられないことだと思います。ぼくの周りにも、妻とは仲がいいけれど、職場でまで顔を合わせたくはないという人は多いです。その気持ちは,なんとなく理解できる気がします。仲の良し悪しではなく、心の切り替えができないような気がして。

お弁当屋さんご夫婦は、二人きりの厨房でどんな会話をするのでしょうか。一緒に仕事をすることで、お互いのいいところも悪いところも見て、何を思うのでしょうか。

 

誠実そうなおじさん。優しそうなおばさん。きっとぼくは、どちらか一人だけしかお店に出ていなかったとしたら、いまほどはお弁当屋さんに通っていなかっただろうと思います。それぞれ魅力的な人柄ではありますが、ぼくが心地いいと感じているのはおそらく、おじさんとおばさんの二人の関係です。「仲睦まじい」という表現では足りないような温かい関係は、お弁当屋さんの店内に居心地の良い雰囲気を充満させています。人と人との繋がりが醸し出す温かさは,周囲に伝わります。そして、そこで作られるお弁当にも。

 

お弁当屋さんと同じ60歳くらいになる頃,ぼくはどこで何をしているのでしょうか。想像の範疇を超えたようなことをしているかもしれません。いまの仕事を辞めて,お弁当屋さんをやっていることは考えにくいですが。

どんな街の,どんな家に住んでいるでしょうか。子どもはきっと自立し,家を出ているでしょう。このブログも閉鎖されているかもしれません。孫もいたりして。

いずれにしても,ぼくの隣にはきっと妻がいます。そのとき,ぼくたち夫婦の関係がどうなっているか,どの程度の温かみを持てているか,いまから楽しみです。

ふとした時に妻が,ぼくと一緒にいてよかったと,そう思ってくれたら。それに勝る幸せはありません。

お粗末さまでした。

 

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ケーキ買って食べたら,夫婦ともに胃がもたれたでござる。