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本田圭佑が日本代表に招集された理由

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ジャーナリストではないので,適当なこと書きます!敬称略ですいません。

 

ハリルホジッチは,来るアジア最終予選を戦う代表選手を発表しました。選ばれたのは国内,国外の舞台で戦う総勢25名。このメンバーで3月23日に控えるアウェイでのUAE代表戦,同月28日のホームでのタイ代表戦に臨みます。

 

選出されたメンバーは,驚きを持って迎えられました。高萩洋二郎(FC東京)のハリルホジッチ体制での初選出や倉田秋ガンバ大阪)の15年8月以来の代表復帰。また,Jリーグで活躍している齋藤学(横浜F・マリノス)や小林悠川崎フロンターレ)の落選。

 

そして何より,本田圭佑(ACミラン)の名が含まれていたことが,最も注目を集めました。

 

ハリルホジッチ監督は代表メンバー発表の会見において,本田圭佑という存在がいまの代表には必要だ,という趣旨の発言をしています。

本田の経験や実績が,あるいは練習や試合に臨む姿勢が,チームにいい影響をもたらすということでしょうか。本田圭佑はチームで出番を得られず,試合勘を失ったとしても,これからも優遇され続けるのでしょうか。ぼくはそうは思いません。

 

本田圭佑の現状 

ハリルホジッチ監督はこれまで,所属のチームにおいて試合に出ることを選手に求めてきました。1月には,出場機会を得られていない選手に対し,移籍を勧めたとの報道もありました。

 

本田圭佑が今シーズン,所属するACミランでリーグ戦に出場したのはわずか5試合のみ。うち先発出場は1試合。出場時間は100分にも満たっていません。モンテッラ新監督は元スペインU-21代表のスソを重用しており,同じポジションの本田にはほとんどチャンスを与えられていないのが現状です。

 

本人も度々,ACミランからの移籍を匂わせる発言をしており,2017年の夏にはチームを離れることが既定路線であるようです。

 

注目すべきはあの選手

 今回の代表メンバーの中で,注目すべき選手がもう一人います。それは,今野泰幸ガンバ大阪)。ザックジャパンの常連だった男が,ここに来てハリルジャパンに初選出されたのです。

 

初選出の今野についてハリルホジッチは,コンディションが良く、経験値が高いと述べています。

 

彼の特徴はマンマーク。1対1での守備に長けた,ボール奪取力の高い選手です。ザックジャパンにおいてはDF登録をされており,最終ラインを主戦場としていた彼ですが,今回はMF登録。ボランチとしての活躍が期待されています。

 

なぜハリルホジッチは,ボランチに守備力に長けた選手が欲しかったのか。

 

それは,今回の相手がUAE代表だからではないでしょうか。

 

日本代表は,ホームでUAE代表相手に辛酸を舐めました。また,最終予選での勝ち点も拮抗しています。UAE代表は何としても叩かなければいけません。

 

UAE代表において,最も警戒すべき選手。それはトップ下のオマル・アブドゥルラフマーンです。背番号10。名門アル・アインに所属するアフロの司令塔です。

恵まれた体格と卓越したテクニックを持ち合わせており,ヨーロッパのビッグクラブも関心を寄せているとか。

 

過去の対戦で日本代表も彼には翻弄されました。UAE代表に勝つためには,彼を抑えることが必要です。そこでハリルホジッチは,マッチアップするボランチとして起用するために,守備に定評のある今野を招集したのではないでしょうか。

 

日本代表の目指すもの

今回の2連戦において日本代表が目指すのは,勝利です。1年後に迫るワールドカップに向けてチームを強化することでも,新戦力を発掘することでもありません。

そして,3月に行われる2試合は最終予選,本番です。何よりも,勝ち点の奪取を目指すべきなのです。

 

日本代表は,日本国籍を持つサッカー選手の中で,上位の選手から順に選ばれて構成されているわけではありません。最終予選において,「ワールドカップ本大会で活躍しそうな選手」を呼ぶ必要もありません。

 

さらに言えば,より強いチームを作ればいいわけでもありません。

 

今回の選考で構成されるチームは「より強い日本代表」である必要はなく,「よりUAE代表とタイ代表に勝てる日本代表」なのです。

 

本田圭佑が選ばれた理由

サッカーは,相手ありきのスポーツです。今回の試合は事前に対戦相手が決まっており,そのためのメンバーを構成することができます。

 

UAE代表の特徴は何か。タイ代表の弱点は何か。どうすれば日本代表の強みを出せるか。何が通用するのか,どこを補わなければいけないのか。

どの選手を選んで,どんなサッカーをすれば勝てるのか。

 

そして本田圭佑は,2016年に行われたアジア最終予選初戦,UAE代表に1-2で敗れたあの試合で先制点を挙げています。彼は,UAE代表相手に唯一,結果を出しているのです。

 

日本代表に必要な,本田圭佑という存在。

ハリルホジッチが彼に求めているのは,前回の対戦でも見せたような,目に見える結果なのではないでしょうか。

 

齋藤学を代表で観たかったという意見にはぼくも賛成です。試合に出られていない本田がどの程度のパフォーマンスを発揮できるかは不明であるため、本田ではなく齋藤を招集した方が,より強いチームになる可能性もあるでしょう。

 

しかし,UAE代表に何としても勝ちたいと考えたときに,前回対戦で得点を挙げた選手を選考の時点で外すというのは,得策だとは思えません。

 

日本がアジアの強豪国として君臨した時代は既に終わりました。力の差が縮まっているアジア各国との戦いを制し,ワールドカップに出場するためには,目の前の一戦一戦に十分な準備をして臨む必要があるのです。全試合が大一番。ここからは,持てる力をすべて動員した総力戦です。

 

ハリルホジッチは,結果を出せなければ,そして今後も状況が好転しなければ,いずれは本田圭佑を代表から外すという決断をせざるを得ないかと思います。

 

それでも,幾度となく逆境を跳ね返し,何度も日本代表を救ってきた本田圭佑なら,またきっとやってくれると信じています。

ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かっているとはいえ,まだ30歳。このまま枯れるには早すぎますし,なにより彼のキャラクターがそれを許さないでしょう。

 

ぼくたちは,本田圭佑の強さを知っています。彼が日本の夢を叶えてくれるまで,信じて応援し続けます。

 

日本のエースの復活を期待しています。

頑張れ,ニッポン!