ぱぱハート

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4歳と0歳の息子たちとの日常を綴ります

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実写版『ルパン三世』。世間のレビューに惑わされることなかれ。

モンキー・パンチの漫画をもとに、オリジナルストーリーを実写化した本作。監督は北村龍平。最終興行収入は24億5,000万円。

 

古代エジプトにおいて、アントニウスクレオパトラに贈ったとされる「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」。その一部である首飾りを強奪され、叔父貴と慕う人物を殺されたルパン。奪われたものを奪い返すため、裏社会の大物と対峙します。

 

小栗旬のルパンが「ふぅじこちゃぁ~ん」と色気と茶目っ気を発揮し、

黒木メイサ峰不二子はあっさりと、かつセクシーに裏切る。

玉山鉄二の次元は渋くてクール。

綾野剛の五右衛門はまたつまらぬものを斬ってしまい、

浅野忠信の銭形警視は空回りしながらも物語の本筋に絡んでいく。

 

出演者の醸し出す色気がすごいです。アルド・シュラクの音楽もかっこよくて震えます。

 

ただこの映画、ちまたではかなり酷評されているそうですね。

一番多く目にした意見は、「これはルパンではない」というものでした。

 

確かに、モンキーパンチが描いたルパン三世は、知と知がぶつかり合い、読んでいるほうが騙されるようなどんでん返しもあったりして、手に汗握る漫画でした。残酷なシーンも多く、血生臭さすら漂う作品です。クールで知的なルパン。この映画のルパンが、そんなルパンでないという意見には同感です。

 

しかし、昨今の金曜ロードショーでやっているようなルパンは、お決まりの演出、ドタバタコメディ、かっこいい音楽とアクション、勧善懲悪なストーリーで大衆にウケているものです。軽いと捉える方もいるのでしょうが、現代のルパンは爽快感のあるかっこいいルパンです。金曜ロードショーのアニメの時点で、既に原作とは乖離している。

 

本作のルパンは、後者のルパンを描いたものなのでしょう。そう思えば、小栗旬のルパンはかなり忠実に本家のルパンを演じ、その世界観を出していたのではないでしょうか。コテコテのキャラクターを演じているのに違和感は少なく、ふざけていてもかっこいという絶妙な世界観が再現されています。

 

百面相のルパン三世なのだから、クールで知的で血生臭いルパンも、爽快なかっこいいだけのルパンも、どちらもルパンであっていいのではないでしょうか。

 

展開にツッコみたくなるところはいくつかありました。

なんで撃ったの!?とか。

無傷……!?とか。

いま、つまらぬもの、斬りました?とか。

 

でも、もうよくないですか。ルパンだもん。10人強に囲まれ、銃口を向けられるようなシチュエーションもたやすく回避できるような能力の持ち主ですよ。なんでもありでしょ。

かっこいいから許しましょう。アクションも立ち振る舞いも、とにかくかっこいい。

クライマックスで、残り2発の玉しか持たない次元がマシンガンを持った相手と戦うシーンは特に必見です。

 

あまり感動はしません。裏をかかれることも驚くことも少ないでしょう。ただ、頭を空っぽにして観られる気持ちのいい映画です。

 

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