ぱぱハート

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4歳と0歳の息子たちとの日常を綴ります

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Amazon prime に登場!『シン・ゴジラ』をまだ観ていない人はいませんか?

2016年に公開された作品で、ゴジラシリーズとしては第29作目。総監督、脚本を庵野秀明が、監督を樋口真嗣が勤めました。

 

日本アカデミー賞の最優秀作品賞等を受賞し、興行収入は82.5億円

 

記録的な大ヒット作がこの度、Amazon の prime video に追加されたとの報を受け、急ぎ視聴してみました。

 

シン・ゴジラ

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あらすじはシンプルです。

東京湾ゴジラ発生→首都圏崩壊→人間がゴジラに対抗するべく奮闘する

そこにひねりやどんでん返しはありません。

 

本作は,いくつかこれまでのゴジラシリーズとは一線を画したものが描かれています。それについては賛否が分かれるものもあり,本作が話題を呼んだ原因となったのではないかと考えます。

 

1.「日本」の姿

 

ゴジラに対抗すべく動く日本。その中枢としての機能を持つのは,国の行政権を司る内閣です。主人公である内閣官房副長官矢口蘭堂をはじめ,内閣総理大臣や国会議員など政府の役人が,日本を守るべく奔走します。

 

しかしその仕事ぶりや体制の在り方には,本当に日本の未来を託していいのかと疑問を抱きたくなるような部分も。

 

前例のない仕事はしたくない,責任はとりたくない,という事なかれ主義。緊急時でも制度やルールを忠実に守る,対応力の低い融通の利かない国民性。本当に優先すべきものは何なのか。何のための制度でありルールなのかを見失った哀れな姿が,まるで風刺のように描かれています。

 

ゴジラに全部焼き払われてしまえと言いたくなるような体たらく。日本ならではの残念な姿が表現されています。

 

 

 

2.観ている我々が東日本大震災を経験したという事実

 

マイクロシーベルト」という単位は,何を計る際に用いられる単位なのか。

東日本大震災を経験しなければ,いまほど広く認識されることはなかったのかもしれません。

 

ゴジラが核物質をエネルギー源にしているという設定は従前のゴジラ作品の中にも見られましたが,そのことがもたらす影響について多く語られることはありませんでした。

 

放射能」というものの持つ脅威について,ぼくたちが認識をしていたからこそ,ゴジラによる新しい形の「破壊」が描かれます。

 

ゴジラに対抗する作戦も、ニュースで何度も見た福島第一原発を冷却する姿を連想させるものでした。

 

 

3.働く人々

 

特徴的であったのは,これまでのゴジラシリーズ作品が比較的ゴジラ自身に焦点を当てたものであったのに対し,シン・ゴジラではそれに対抗する人間がフォーカスされているという点。

 

ゴジラを一種の「災害」であるととらえ,それに対抗する人間たちの姿。最善の策は何かを考え,実行に移す。危難に立ち向かうべく仕事をする人たちの姿がドキュメンタリーのように描かれます。

 

そこには,恋人を殺された仇を討とうとする者や,焼け崩れる街で母の亡骸を抱き悲劇を嘆く子どもは登場しません。ヒューマンドラマを排除し,淡々と「ゴジラ対人間」の大局のみが物語の本筋として扱われています。

 

突如 終末が訪れたら、人は一体 何ができるか。

 

緊急事態に追い込まれることで覚醒する能力なんてものを秘めている人は、本当にいるのでしょうか。

ただ、これまでどおりの生活を送るために、各々が必死にその役割を果たそうとします。

 

それは、主人公たちのようにゴジラへの対抗策を考え遂行するという直接的なものだけでなく、おばちゃんがいつもどおりお茶を淹れてくれることだったり、おじさんが会議室を掃除してくれることだったりといったものも含まれます。

 

個体としてのゴジラに、集団としての人が挑む。そのためには、それぞれが担う役割を全うする必要があった。微力でも、間接的でも、自分の仕事が回り回って組織の力になる。そう信じて働く人々の姿は、見ていて前向きな気持ちにさせてくれました。

 

 

 

4.終末をもたらすグロテスクなゴジラ

 

その身体に人間の約8倍という膨大な量の遺伝子情報を有しており、地球上で最も進化した生物として描かれるゴジラ

 

必要に応じて進化、退化をするその生命体は、もはやぼくたちが知っている怪獣の域を超えていました。

 

というか、あれだ。使徒だ。

 

突如 襲来し、人間と敵対する生命体。人智を超えた、まるで神の化身のような脅威。そのルーツも目的もわからない、まさにあれ。

 

BGMや作戦名など、エヴァンゲリオンを想起させるものもが本作にはたくさん出てきましたが、ゴジラにもその影は見え隠れしています。

 

体液を垂らし、血しぶきをあげる、といういままでのゴジラにはなかった鮮烈なシーンも、庵野秀明ならではといえるのではないでしょうか。

 

かっこいいけど、怖い。本作のゴジラは生物らしい生々しさと、神々しさとを共存させた、新しい姿をしています。

 

「終末」を意識させる恐ろしさ、ぼくは好きですけどね。既存のゴジラファンからのウケは、割れそうです。

 

 

 

5.衝撃的なラストカット

 

ラストカットでスクリーンに映し出された「アレ」。

 

「アレ」の正体が何なのかは、もう公式の発表も済んでおり、インターネット上にも出回っています。劇中で語られたことと組み合わせれば、恐怖を感じずにはいられません。

 

問題は、いつからああなのか、ということ。

 

ああなる前に終わったからセーフなのか。

終わった後にああなったからアウトなのか。

 

ぼくは後者だと考えています。

 

これまでのゴジラは、目的を遂げると海に帰って行くのが定番でした。しかし、今回のゴジラはそうはいかないようです。まだ目的を遂げていないのかもしれません。

 

その目的が何なのかは、わかりませんが。

 

 

 

まとめ

 

膨大な情報量や、作中に漂い続ける悲愴感。

希望が見えたようでいて、本当にそれが救いになるかはわからない。

庵野秀明ワールドにゴジラをどっぷり浸したような、そんな作品でした。

 

悲劇の中で前向きに頑張る、という姿には胸を打たれましたし、ゴジラはやっぱりかっこいい。個人的には大満足でした。

 

あ、石原さとみの英語の発音が叩かれたりもしましたけど、そんなに気になりますかね?石原さとみだし、なんでも許しちゃうのはぼくだけですか?

 

 

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