ぱぱハート

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

非常災害用ごはんを食べたときの話

日記

昨日は、隣の団地が防災訓練をしていました。具体的に何をしていたのかまでは把握していませんが、午前中いっぱい、半日丸々使っての大々的なものだったようです。

9月1日は防災の日。学生時代、2学期が始まって早々に、イヤイヤ避難訓練をした記憶があります。これは関東大震災が起こった日に由来して、制定された日なんだそうです。関東大震災が起こったのは1923年。もう、かなり昔の出来事です。

しかし近年もまた、多くの災害が日本を襲っています。それらを経て、防災に対する意識はかなり高まっているのではないでしょうか。はてなブログ今週のお題が「防災の日」であることも、それを表しているように思います。

 

 

非常災害用ごはん、なるものを以前に食べたことを思い出しました。
災害に備えて購入したものの、賞味期限が迫っている、という理由でいただいたものです。災害時のために作られたごはんが、災害ではないときに食べられる。これはとても喜ばしいことです。

パッケージにはほとんど装飾は施されておらず、いたってシンプル。左上には小さく大手食品メーカーのロゴが入っていました。このメーカーは災害時のための商品も作っていたのかという驚きと、感謝の気持ち。

作り方はシンプルで、熱湯を注いで12分待つ、というものでした。電気ケトルでお湯を沸かし、注ぎます。スマホを置き、テレビを消して、12分という時が経つのを待ちました。

 

例えば、3.11。

あの日、これと同じものを食べた人がいたのでしょうか。食べるためにお湯が必要な、このごはん。熱湯は簡単に手に入ったのでしょうか。ごはんが食べられるようになるまでの12分間を、被災された方々はどんな気持ちで過ごしたのでしょうか。このごはんを欲しかったのに、手に入れられなかった人もいるのでしょうか。

スイッチを押せば電気がつく。蛇口を捻れば水が出る。
行ってきます、と言って出て行った家族が、家に帰ってくる。また明日、と言って別れた友人と、明日再会できる。

ぼくたちが当たり前だと思っていることが、実はいかにかけがえのないものだったのか。それらがいかに脆く、儚いものだったのか。

震災からもう5年も経ちました。多くの人の努力と支援によって、復興が進みました。
震災からまだ5年しか経っていません。壊れたものは、まだ完璧には修復できておらず、傷は完全には癒えてはいません。

そして、あの日失われたものは今後、何年経っても取り戻すことはできません。

傷を癒しつつも、風化させないよう想い続けることが大事なのかなと思います。

そして、ぼくたちが負った傷から少しでも多くのことを学び、備えなければいけません。もう二度と、あんな思いをせずに済むように。

 

あ。ごはんは思っていたより美味しかったです!