ポケモンカードはじめました。初心者が最初に揃えるべき6つのアイテム。
年末年始,普段いっしょに遊ぶ機会の少ない従兄弟から,長男が新しい遊びを教えてもらいました。
それがポケモンカード。
それぞれがお気に入りのポケモンや使い勝手のいいグッズなどのカードを組み合わせ,60枚のデッキを作ります。順番に自分のデッキのカードを引きながら,ポケモンにエネルギーを溜め,技を使って相手のポケモンを倒す,というゲームです。
ポケモンカードゲームが最初に発売されたのは1996年10月。ゲームボーイ版のポケットモンスター赤・緑の発売が1996年2月ですから,ポケットモンスターが生まれて間もなく,このカードゲームも誕生していたようです。
そんな歴史あるポケモンカードは,子どもだけでなく大人も熱中するゲームとして世界的な人気を博しています。世界大会が行われたり,ネットで各々の考える最強デッキが紹介されたりしています。
小学一年生の長男は,従兄弟からこのゲームを教わってすぐに,自分もほしいと言い出しました。まあ,当然の流れです。
ネットで調べる限りそんなに高価なものでもないので,まあいいだろうと長男と約束をしてみたものの,ここからが大変でした。
ポケモンカードを始めるにあたって,長男がそろえたものを記しつつ,我が家に起こったポケモンカード騒動のお話しをしたいと思います。
① カード
一人のプレイヤーが使用するデッキは,60枚のカードから構成されます。それを2人分用意しなければ,ゲームはできません。
ポケモンカードは,60枚のデッキ単位で売られているものと,ランダムの5枚が入った拡張パックとがあるようです。さらに,特別なデザインのカードケースなどのグッズが付いた限定ボックスなんかも存在するようですが,こちらは予約しないでお目にかかることはまずなさそうな代物です。
最初は60枚のデッキを購入し,それからは5枚入りのパックを買うなどしてカードを入れ替え,少しずつ自分好みのデッキを作っていくのが定石でしょう。
60枚のセットは入門者向けなのか,安価で売られているものもあります。
しかし,入門者向けはやはり入門者のためのものであり,入っているカードはそれほど強くはない模様。いわゆるレアなカードにお目にかかることもないようです。
ということで,長男が選んだのはこちら。「スタートデッキ100」。
ところが。ところがですよ。
定価が790円(税込)に設定されているのに,長安が購入した時点でのAmazonでの価格は約2倍。店頭でみつけることはできず,希少価値が上がりプレミアがついていました。
調べてみたところ,近年ポケモンカードの高騰が目覚ましいようです。人気のカードやレアなカードは専門店などで高額で売買されています。
初期の頃のリザードンが3600万円相当で取引されたというニュースもありました。
そもそも人気のあるゲームなのに,そこにコレクターや投資目的,さらには転売目的で求める人もいるので,ポケモンカードはいつでも品薄,入手困難なものになっているようです。
商品の再入荷や新商品の発売といった情報を逃さないよう常にアンテナを張り,抽選で購入できる権利を当てるか,入場制限がされているほど混雑しているポケモンセンターなどの公式ショップに買いに行く。あるいは,割高な値段でネットやフリマサイトで手に入れる。
今後もポケモンカードを手に入れるには一筋縄ではいかなさそうです。
② ダメカン,マーカー(※自作も可能。だけど・・・)
ダメカンはポケモンが受けたダメージを表すもの。マーカーは「こんらん」,「どく」などの状態以上を表すもので,いずれものポケモンのカードの上に置いて使用します。
60枚入りのポケモンカードのセットには,厚紙でできたダメカンとマーカーが附属品としてついていることが多いようです。また,単品や特別なボックスの附属品としてアクリル製のものもありました。
ダメカンは10,50,100の3種類。
小学一年生の長男には,足し算のいい練習にもなっています。両替みたいなこともしますしね。我が家では,ダメカンの計算はもっぱら長男の役割になっています。
数字をメモに書いたり自作したりすることも簡単でしょうが,比較的手に入りやすいものなので,そこまで心配することはなさそうです。
③ スリーブ
希少価値の高いポケモンカード。大事に大事に扱ってもらわなくては困ります。折れたり傷がついたりすると,遊びづらくなりますもんね。裏になっている状態でも何のカードかわかる状態にまで傷んでしまうと,ズルもできてしまいます。いつかポケモンカードを卒業する日が来ても,カードに価値が残っていればちょっとしたおこづかいになることも期待しつつ。
ポケモンに限らず,トレーディングカードはスリーブに入れた状態で遊ぶことが上記なんだとか。そのスリーブも,デザインだけでなく厚みや質感などの異なる多数の製品が展開されています。
しかもこのスリーブ,1枚だけでは心もとない,ということで2重や3重に使うこともあるそうで。大切に丁寧に保護しながら遊ぶということなんでしょうね。
我が家では,スリーブの1重目にKMCの『カードバリアー100 パーフェクトサイズ』をつけ,それをさらにダイソーの『トレカスリーブ R-12』に入れて2重にすることでカードを守ることになりました。
1重目のスリーブを上から,2重目のスリーブを下から,など隙間の空いている方向をずらすことがコツです。
カードバリアー100は,透過度が高く,クチコミによれば個体差も少なく質が高いものであるそうです。たしかに,カードを入れる際に引っかかることもなくスムーズに使用できました。絵柄が見にくくなることもなく,いい感じです。
外側につけたのはダイソーのトレカスリーブR-12。
これがどこにも売っていなくて。長男がポケモンカードを始めた時期と,新しいポケモンカードの発売時期が重なっていたせいなのか,入手するためにダイソーを4店もはしごするハメになりました。電話で取り置きしておいてくれた某店の店員さん,本当にありがとうございました。
こちらも絵柄を邪魔することのない透過度です。背面側の黒い部分はマットな質感で安っぽさもありません。ツルツルのものより手触りがよく遊びやすいように思います。ハードな素材なので,絶対に大丈夫というわけではないものの,通常の使用でカードが傷つくことはなさそうです。ダイソー品質,侮りがたし。
デッキ1つで60枚,二人分で120枚。これからさらにカードが増えていくことを考えると,あまりスリーブにお金をかけたくはないものです。カードを購入したらすぐに必要になるものなので,コスパや手に入りやすさなども含め,あらかじめ検討しておきたいですね。
④ コイン(※代用可能)
ポケモンの技やグッズには「コインを投げてお表なら~」などという女権が付されているものがいくつかあります。そんなときに使うためのものです。
こちらはダメカンなどと違って,60枚入りのセットにも附属はしていませんでした。
公式のものは,ピカチュウやリザードンなど,人気のポケモンが描かれた魅力的なデザインです。特定のセットやボックスを購入するとついてくるようです。
ただ,まあメダルですからね。何か他のコインや貨幣で代用することも可能です。
ポケモン柄のものがあると子どもはうれしいんでしょうけどね。
⑤ ケース
カードを入れておくケースもダイソーで購入しました。
カードはスリーブに入れることで厚みが増すので,その点にはご注意ください。
併せて,ダメカンなどを収納するケースも,ダイソーで調達。コインケースでも電池用のケースでも,
ちょうどいいサイズのものを選んでください。
長男のカードケースはポケモンパンのおまけのシールでデコられています。
⑥ いっしょに遊ぶ相手
中には一人二役で楽しむ猛者もいるようですが,通常は二人で戦って遊ぶことを基本とするゲームです。
新型コロナウイルスのせいで,対面で遊ぶことが難しい昨今です。遊び相手の確保は,実はなかなか難しい問題なのかもしれません。
最近ではオンラインで遊ぶということも珍しくなくなってきているようです。自分の手札がバレないように手元を映す,というのは大変そうではありますが,環境を整えてしまえば遊び相手は無限に広がります。
長男の対戦相手は,いまのところもっぱらぼくが務めています。長男のカードの中から60枚を借りて対戦しています。戦績は7:3か8:2くらいの割合でぼくが優勢です。大人もカードの引き次第ではあっさり子どもに負けたりするのが,ポケモンカードの魅力ですね。
本当はポケモンカードを教えてくれた従兄弟と遊びたいようなのですが。
そのためにも,早くコロナ問題が収束することを祈るばかりです。
まとめ
ポケモンカードを子どもといっしょにやって感じたのは「沼にハマるにおいがする」ということ。定価は高くない代わりに,入っているカードは開けてみるまでわからない。一期一会の縁を求めて,さらには希少価値も相まって,見つけたら大人買いしてしまいそうです。好きなポケモンや強いカードなど,欲を出せばキリがなく,どんどんのめり込んでしまいそうな雰囲気です。
次の誕生日にはポケモンカードを買い足してもらう!と意気込んでいる長男ですが,今後この熱はどうなっていくのでしょうか。デッキや長男本人の実力は,どのように変化していくのか,見守っていきたいと思います。
楽しみなことがまた一つ,増えました。