子連れでJリーグ!日産スタジアムでスタジアムデビュー
行ってきました、Jリーグ。
子を持つイチJリーグファンとして、子どものスタジアムデビューは一つの夢でした。
赤ちゃんを連れて行くのはまだ早いと時期を待ち続けて数年。コロナ禍で様変わりしたスタジアムの雰囲気も、以前の活気を取り戻し始めています。
行くならいましかない。Jリーグのスタジアムが持つ最高の雰囲気を子どもたちに肌で感じてもらうべく、日産スタジアムにお邪魔してきました。
J1第33節 横浜Fマリノス対浦和レッズの観戦レポートです。
日産スタジアム
日産スタジアムは、最大収容人数72,327人を誇る、日本最大規模の屋外型多目的競技場です、2002年には日韓ワールドカップの決勝戦の舞台にもなりました。ロナウドが怪物っぷりを発揮し、オリバーカーンがゴールポストの前で肩を落とした、そんな伝説的な場所です。
アクセスは、JR横浜線の小机駅から徒歩9分。東海道新幹線なども停車する新横浜駅からは徒歩10分です。多くの路線が乗り入れており飲食店なども多い新横浜駅を利用する方も多いのではないでしょうか。
日産スタジアムは西ゲートがメインスタンド側、東ゲートがバックスタンド側です。小机駅は西ゲート側、新横浜駅はスタジアムの南東側に位置しています。反対側のゲートまで半周するには、コンコースを500メートルほど歩く必要があるので注意してください。
スタジアムグルメ
2022年シーズンのホーム最終戦のこの日、マリノスはこの試合を様々なイベントで盛り上げていました。その一つが「THE BIG KITCHEN CAR FES」。普段の試合の時も並ぶキッチンカーがこの日はなんと総勢52台が集結。かなりの盛り上がりを見せていました。
マリノスのスタグルと言えばキッチンカーですが、出店しているのは「大木屋」、「GRILLTOKYO」などの名店ばかり。焼肉丼、ローストビーフ、から揚げ、天丼、お団子にとちおとめのパフェまで。誘惑が止まりません。
試合を観ない人が足を運ぶこともあるそうです。
人気のお店はいずれも長蛇の列ができており、並ぶのは子どもには辛そうでした。食べ物を現地調達するのであれば時間に余裕をもってスタジアムに行った方がよさそうです。
崎陽軒のシウマイまん
買った食べ物は東ゲート側のトリコロール広場の席やスタジアム内の座席、スタジアムを囲む階段など、思い思いの場所でみなさん食べていました。階段はとても広く、また通路のスペースは確保されているので、腰かけても邪魔にならない工夫がされていました。すばらしい!
試合
首位の横浜Fマリノスは2位の川崎フロンターレの結果次第では優勝が決まります。ホーム最終戦で、地元のサポーターの前で優勝を決めたいと意気込んでいたはずです。一方の浦和レッズは試合前の時点で8位。勝てば順位に変動こそあり得るけれど、得るものも失うものも対してない、そんな立ち位置です。
試合には、その懸かっているものの違いが結果となって現れました。4-1で横浜Fマリノスの圧勝。1対1の局面やセカンドボールの奪取など、球際、強度の部分でマリノスが首位の力を見せつけました。後ろからボールを繋ぎたい浦和の最終ラインにゴリゴリと圧をかけ、前線ではエウベルとアンデルソンロペスが違いを作る。見事でした。
15時からの試合、バックスタンドは西日が強い。
サッカーのピッチの周りに陸上トラックがあるせいで「日産スタジアムは見づらい」という印象があったのですが、2階のアッパー席から観ていたせいか、見づらいと感じることはありませんでした。
ボコボコめくれる芝は少し気になりましたが。
子どもたちのリアクション
8歳の長男は、飽きることもなく集中して試合を観ていました。特にマリノスのエウベル、アンデルルソンロペスの圧倒的な攻撃力に目を輝かせていました。チャントはほとんど何も知らないものの、手を叩きながら応援したりなんかして。試合後には「連れてきてくれてありがとう」なんて言い出すものだから、お父さんはシメシメです。ばったり奇跡的に遭遇したユニフォーム姿のお友達をうらやましそうに見てもいたので、長男も応援するクラブが決まったらユニフォームをプレゼントしたいなと思います。
4歳の次男も、マリノス君やマリノスケを見て喜んだり、彼なりに楽しんでいました。ウォーミングアップで選手が出てきた際には、盛り上がったゴール裏の様子を見て大興奮し、飛び跳ねたり手を叩いたりノリノリの様子も見せました。ただ、15時開始の試合であったために、普段どおりのお昼寝をすることができず機嫌を損ねることも。コンコースに連れだしたり抱っこしたりして、なんとか1試合やり過ごすことができました。90分耐えるのは少し難しかったかな。それでもサッカーは好きだと言うので、また一緒に行けそうです。
大きなスタジアム、割れんばかりの大歓声、狂喜乱舞する大人たちの姿、ベンチ脇に腰かけて試合を見守るマリノス君。二人の子どもたちにとってのスタジアムデビューは、目に入るものすべてが新鮮でとても楽しい経験になったようです。
まとめ
充実のスタグル、圧巻の演出。スタジアムのトイレはきれいだし、コンコースは歩きやすい。場内に流れる応援ソングはゆずが歌っているもの。おみやげで配布していたのはボディペイントを模したステッカーに選手のポストカード、さらにクナイプの入浴剤。無料で入った未就学児の分までいただいてしまいました。今回は利用できませんでしたがキッズ向けの遊具やイベントもあり、入場口にはベビーカー置き場も用意されている。
優勝争いをしている大都市のビッグクラブの風格と言いますか、充実した施設もホスピタリティも圧巻でした。
なにより、大人が夢中になって手を叩き歌を歌う。本気で喜び悔しがる熱狂のスタジアムの雰囲気を子どもたちに見せられたことが一番の収穫でした。
やっぱりJリーグは最高だな!