ぱぱハート

2児のパパの子育て日記。

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『なんでもなめちゃうベロリンガ』 親子で楽しむポケットモンスターのススメ

ポケットモンスター

 

任天堂が1996年に世に放ったゲームは,その後も爆発的なヒットを重ね,いまや世界中で愛されるコンテンツとなりました。当初151匹だったモンスターの数は,いまや800を超えるとか。初登場から20年以上の時が経ったいまでもなお,その人気は留まるところを知りません。かくいうぼくも,初めて手に入れたテレビゲームは初代「ポケットモンスター緑」でした。通信ケーブルを使って2台のゲームボーイを繋ぎ,ポケモンを交換したり対戦したりできるという,ゲームの新しい遊び方に熱を上げていました。当時,通信ケーブルを持っている子はみんなの輪の中心にいたなあ。

 

ポケモンの魅力は,遊び方の多様性にあります。

RPGとしてのストーリーを進めるだけでなく,多種のポケモンを捕まえて図鑑の完成を目指したり,ポケモンを育ててより強いパーティを作り上げたりすることに夢中になりました。

一緒に冒険するポケモンの選び方にも,遊び手の個性がよく反映されていました。強いポケモン,かわいいポケモン,初期に捕まえた思い入れのあるポケモン,作中に限られた数しか登場しない伝説のポケモン。選択肢が多岐にわたっていることから,お気に入りを厳選するのにそれぞれの好みが現れ,自分だけの組み合わせを考えられる贅沢感がありした。

 

そんなポケモンは,多くのメディアミックスを繰り返してきました。アニメ,漫画,カードゲーム。テレビゲームの枠を飛び出したポケモンは,多くの世代に愛されるようになりました。保育園にも多くのおもちゃや本が溢れているため,まだテレビゲームを知らない子でも,たくさんのポケモンの名前を覚え,遊んでいます。

長男も保育園児だったときから,ポケモンがテレビゲームから生まれたものだとは知らないままにアニメを見て,ポケモンパンを食べ,おもちゃをねだるようになりました。もはや一つの文化となったポケモン。そんなポケモンたちを描いたえほんが生まれたのも,当然の成り行きだったのではないでしょうか。

 

ゲーム版ポケットモンスターが発売された翌年の1997年,小学館から「ポケモンえほん」というシリーズの絵本が刊行され始めます。

1冊ごとに主人公として描かれるポケモンが異なっていることに加えて,作者もそれぞれ違った人を抜擢。当初発行された48冊,映画公開記念として発行された2冊,続編である「ポケットモンスター金・銀」のポケモンを描いた「ポケモン金銀えほん」全9冊,幼児向けの「ポケモンわくわくえほん」全2冊の全61冊は,それぞれ違ったテイストを楽しむことができるシリーズでもあります。

 

全部で61冊あるえほん。どれを選ぶかは,やはり子どもの好みによるのですが,今回は3歳の次男が大好きなポケモンベロリンガを描いた作品をご紹介します。

 

なんでもなめちゃうベロリンガ

 

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  • 物 語  五十嵐順子
  • 絵    木村直代
  • 出版社  福音館書店
  • 出版年  1998年
  • ページ数 17ページ
  • 対象年齢 3~6歳

 

ベロリンガは,ピンクのずんぐりした身体につぶらな瞳,そしてべーっと口から伸ばした長い舌が特徴のポケモンです。ポケモン図鑑によると,分類は「なめまわしポケモン」。舌は身長の2倍もの長さがあり,食事や攻撃などにも使えるそう。マイペースで鈍感な性格をしているのだとか。

 

そんなベロリンガを描いた作品が,ポケモンえほんの28作目「なんでもなめちゃうベロリンガ」です。物語は五十嵐順子さん,絵はポケモンカードイラストレーターである木村直代さんです。

 

公園にやってきたベロリンガは,他のポケモンを見るや,「なめるものみーつけ!」とサイコパスな発言とともになめまくります。ピカチュウ,ゴース,メタモン,そして落ち込んだ様子だったプクリン。元気のないときに顔をべろりんっとなめられたプクリンでしたが,ベロリンガのおかげで少し様子が変わってきて……というおはなし。

 

さすが,ポケモンカードのイラストを手掛けている方の絵だけあって,ポケモンたちの様々な表情がとても可愛らしく描かれています。ニコニコしたり,キョトンとしたり。舌を口の中にしまった状態のベロリンガなんて,滅多にお目にかかることはできません。身長の2倍の長さの舌がどういった状態で口内に格納されているのかは気になるところですが。

 

元気がないときでも,マイペースな人に振り回されているうちにそんな暗い気持ちを忘れてしまう,ということはままあることですが,育児をしているときにそう感じることも多かったりします。

こちらが疲れているときや,仕事のことで落ち込んでいるときなんかに,楽しく過ごす子どもの姿を見ていると,なんだか元気が出てきます。子どもも,こちらの感情を敏感に察知してくれることもありますが,それに応じた対応や振る舞いという点については未熟なものです。結果としてマイペースに,空気を読まずに行動することが多いのですが,その姿は何よりも親を安心させてくれたりするものです。

ケラケラと笑う子どもを見て,落ち込んでなんていられないなと思える。そんな,子どもに救われるような場面との遭遇は,珍しくありません。天真爛漫な子どもの姿は,何よりも明るく,温かく,周りを照らしてくれます。

 

周りを明るい気持ちに変えられるベロリンガの無邪気さ。その姿に子どもたちを重ね,温かい気持ちになれました。また1匹,お気に入りのポケモンが増えてしまいました。

 

子どもたちのリアクション

 

我が家の子どもたちは,なめられたメタモンベロリンガに変身し,ベロリンガとなめ合いをするシーンがお気に入りで,声を出して笑っていました。愛嬌のあるベロリンガの姿に次男は夢中です。

 

次男は2歳のときからベロリンガが好きでした。「ベロリンガー」と声をかけると「べーっ」と舌を出して真似をしていました。そんな彼のお気に入りのポケモンは,ながはなポケモンの「ゴマゾウ」,かみなりポケモンの「サンダース」,そしてベロリンガの3匹です。

 

一方で絶賛ポケモンにドハマり中の小学一年生の長男ですが,こちらは移り気でお気に入りのポケモンもコロコロと変わります。どうも強いポケモンや伝説のポケモンが好きなようなのですが。

 

ぼくたちが子どもの頃に始まったものが文化として根付き,そして子どもたちがいま楽しんでいる。これってすごいことですよね。子どもがポケモンを楽しんで知る姿を見ていると,自分が子どもの頃に熱を上げていたことを思い出します。親子で同じものを楽しめるのは素敵なことだし,ありがたいなと思います。

 

子どもたちがいま楽しんでいる最近のテレビやゲームの中にも,さらに次の世代にまで続いていくものがあるのでしょうか。いまは無邪気で天真爛漫な子どもたちが親になり,そういったコンテンツを彼らの子どもたちと楽しむ日が来るのが,いまから楽しみです。

 

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